過去の気恥ずかしい記事をアップデートしたいと思います。
GoogleやYahooからのアクセスは、だいたい昔のくだらない記事にアクセスされることが多いみたいです。これが現実なのです。(読書日記はほとんど読まれない)
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池田晶子『考える日々全編』
まっさきにこの本が浮かびました。某法学部教授からは「哲学評論家」と揶揄されていましたが、そうは思えないです。学術的な哲学だけが哲学なのでしょうか。そもそも哲学は大学の専有物なのでしょうか。そう思えないです。池田晶子がいるからです。
シオラン『カイエ: 1957-1972』
めちゃくちゃ高いです。3万円くらいします。しかし、です。これだけ重厚な重み感のある本でこんなに読みやすく痛快な哲学書がありますでしょうか。どこのページを開いてもひとつひとつの言葉が世を、宇宙を劈きます。
執行草舟『現代の考察』
世の中、なんかおかしい。日本の報道の自由度は先進国でかなり低いです。同調圧力、監視カメラ→防犯カメラと名前がすり替わっていたり、、、、
世の中、なんかおかしい。すぐにパワハラ、セクハラ、スメハラetc,
文明論から、歴史から、文学から、哲学からこの現代日本が解明されていきます。
小坂井敏晶『責任という虚構』
自己責任という言葉に対して強烈な怒りを覚えた時期がありました。そのときにこの本を読んだ記憶があります。哲学的な問題である「自由意志問題」を射程に入れつつも、不合理な「責任」という概念に真っ向勝負をかけます。おすすめです。
山口尚『人が人を罰するということ』
『責任という虚構』を射程に入れた、責任と刑罰に対する考察・洞察がなされます。新書なので読みやすいと思います。おすすめです。
熊野純彦『カント 美と倫理とのはざまで』
美学と哲学が融合します。この本を読んで倫理の奥深さに気が付き、何かに目覚めた私はカントに関する本を貪るようになりました。小難しいですが、おすすめです。
執行草舟『生命の理念』シリーズ
『現代の考察』を読んだ後にこちらを読みました。現代の考察で語られたことをより深堀したい方におすすめです。菌とヨーロッパ文明との相関性について知ったときは驚きました。
プラトン『国家』も捨てがたいですが、こちらのほうが読んでいてスカッとすると思います。哲学書をよみながらスカッとすることはあまりないと思うのでこちらをラインナップに入れてみました☆