はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

読書日記145

鶴見俊輔『期待と回想』ちくま文庫(2022年)を読む。 僕はこの方の本をいくつか読んでいる。 まず、この方が書いた本をきっかけに金子ふみ子というアナキストを知る。 nainaiteiyan.hatenablog.com そしてこのアナキストの本を去年読み終える。 nainaiteiyan.…

ハローワーク再び

このブログはハローワークの活動記で始まったわけですが、またハローワークのお世話になります。 ということで、本日失業手当受給延長の解除に行って参りました。 その前に病院に行き診断書を発行してもらったり、そこそこ忙しい一日でした。 病み上がりでま…

自己啓発本に物申す

これは事実に基づく記事であり決して妄想の類いではございません。 過去に大量の自己啓発本を読み、その胡散臭さに辟易した後に違うジャンルの本を貪り続け1000冊以上の本を日本の読書家にお届けした実績をもつ当事者としての目線から書いたものです。 ーー…

脱読書

昨年から今月に至るまで、狂信者の如く本を浴びるほど読んできました。 読書は勉強とはまた違う異質の活動であることも理解しました。 何故ならば、勉強の類いはGoogleで検索すればすぐに答えが出ますし、知識量はGoogleに勝てないのです。 読書はGoogleで検…

仕事探し

退職をしてから1年が過ぎました。 認知行動療法という名の補助輪を外しても、なんとか1年間平穏に暮らせることができました。 問題はフルタイムで戻るかどうかです。 僕は迷わずフルタイムでいきます。 世の中は往々にして不寛容だからです。 35歳という謎の…

後味の強い風邪

めまい、頭痛、吐き気、熱は完全に無くなりました。 胃もたれが微妙に残っているので、病み上がりも少食です。 そこまではよいのです。 痛い、、、 とにかく身体中が痛い。 調べると、悪寒は熱を上げウイルスを死滅させるための防御反応で、その副作用として…

メルカリあるある

これは事実に基づく記事であり、決して妄想の類いではございません。 1000冊以上の本を日本中の読書家にお届けした実績を持つ当事者の目線です。 メルカリを利用される方に参考になれば、と思います。 ・数百円程度の本に100円程度の値下げ交渉する こういう…

読書日記144

『ポジティブ心理学』を読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 二章では「ヘドニアーエウダイモニア論争」について書かれていた。 快楽はどの程度幸福にとって大事なのか。 数十ページ進めて思ったことは、まず単純化できるほど簡単な問題ではないという…

雑記

悪寒を感じたのは24日の夜でした。 25日の夜は吐き気を催し、冷や汗がでました。 それでもなんとか耐えました。 一晩で一気に汗が身体中から出てきてめまいと頭痛、吐き気も消えました。 多少、胃のもたれは感じています。 回復傾向にあるとみてます。ポジテ…

風邪

風邪を引いてしまいました。 めまいが強いです。 本があまり読めず、、、 改めて健康って大事だなと。 もう少し心にゆとりを与えること、楽しいことをもっと考えるようにしたいと思いました。 三半規管がやられてます。 つづく

AIと小説

AIが小説を創り出す。 そしておそらく、僕はそれが人間が書いたのかAIが書いたのかは区別できない。 ただ、それがどうしたというのだろう。 ディープラーニングというものは、ようするに学習であって、鶏が先か卵が先かでいえば、学習が先ではないか。 つま…

夢のなかの物語がつづく

夢のことを記録に残していくと現実と区別がつかなくなるという批判がある。 そんなこと知ったこっちゃない。 それがどうしたというのだろうか。 今日は一ヶ月ほど前に見た夢のことが「記憶」として頭に入っていて、今日の夢のなかでその記憶が引き出された。…

実在論は面白い

言葉の意味に対応するものが実在(≒存在)しているという立場のことをいうみたいである。 「犬」という言葉がある。そしてあちらで散歩しているワンちゃんも存在している。 実在論を別名「唯名論」とも呼ぶみたいである。 そして、この唯名論は現代哲学でもま…

読書日記143

パース、ジェイムズ、デューイ『プラグマティズム古典集成』作品社(2014年)を読む。 50ページほど読むとプラグマティズムの性質が見えてくる。 唯物論をくだらないものと見る態度である。 唯物論は人間の精神を否定する。 従って、考えることや思考を「機械…

本日の日記

今日は大幅に読書時間を削った。 カラオケで喉が枯れそうになる。 敢えて読書から離れる。 タバコに依存している人と同じように、僕も読みたくてたまらない。 だからといって、イライラまではしないという限りにおいては、まあ読書依存症ではないだろうと確…

読書日記142

ポジティブ心理学のつづきを読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com この本は心理学者セリグマンが確立した「ポジティブ心理学」に基づく科学的な本である。 今日は「PERMA」を読む。 P・・・・ポジティブ感情positive E・・・・没頭engagement R・・・・…

読書日記141

中島義道『差別感情の哲学』講談社学術文庫を読む。 差別について其の四 nainaiteiyan.hatenablog.com 導入部分を読む。 「悪のない世界はつまらない」 という主旨が書かれている。 要するに、DRAGON BALLでいうならば、悪役がいないと映画が成立しないので…

缶チューハイと貧困の哲学。「希望回路」及び「拡大ー構築理論」による希望的省察。

参考文献:小林正弥『ポジティブ心理学 科学的メンタルウェルネス入門』講談社選書メチエ(2021年) 幸福度というものがコロナ禍以降にわりと重要になってくるのではないか、というのが僕の見立てである。理由としては以下が挙げられる。 ・先行きの見えない漠…

読書日記140

岸田秀『続ものぐさ精神分析』中公文庫 竹村和子『愛について アイデンティティと欲望の政治学』岩波現代文庫 を読みながら差別について再び考える。 nainaiteiyan.hatenablog.com 岸田氏の価値の項目を読むと、差別の性質がみえてくる。 価値を突き詰めると…

省察2

差別についてその2 nainaiteiyan.hatenablog.com 公私について考える。 差別が問題になるのはほぼ「公」においてではないだろうか。 それはある意味当たり前で、言ってはいけないことを公で言ってしまうから問題になる。 一昨日あたりに170cm以下問題が起き…

省察

差別はいかにして生まれるか、という問いの前に、差別の性質について考えることが優先されるべきだと思われる。 そもそも差別とはなにか。 どのようなものと等置することが可能か。 差別のない状態は何と倒置され得るか。 そもそも「差」なのだから、変数が…

読書日記139

つづきを読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 人間を理解するには「差別」について理解しなければならない。 換言すれば、差別について多角的に分析すれば、日々の活動や仕事が資本主義に包まれるなか、自由主義が「身体化」された人間の性質をおおま…

読書日記138

カント『プロレゴメナ』岩波文庫を読む。 立花隆氏が『純粋理性批判』よりこちらを読むべし、ということで読むことにした。 今日は「分析的判断」と「総合的判断」の違いを理解した。 分析的判断はア・プリオリ(先天的)のみによって判定する判断を指し、総合…

読書日記137

ヴォルテール『哲学書簡』光文社古典新訳文庫((2017年)を読む。 今日はメルカリの売れ行きが好調だ。 有隣堂にて、奮発して3冊買う。 種痘について書かれている。 天然痘のワクチン(牛痘法)ができる前に既に存在していた。 サーカシア人が美貌を保つために…

読書日記136

デヴィッド・グレーバー『官僚制のユートピア』以文社(2017年)を読む。 僕は少しずつ要約するのではなく、本書のさわりとなる内容を把握することに努めた。 さて、この本は何を暴露するものなのか。 40ページほど読み進めた。 「規制緩和」のトリックについ…

読書日記135

中島義道『人生を<半分>降りる』ちくま文庫 プラトン『メノン』岩波文庫 小林秀雄『人生について』中公文庫 を読む。 メノンを読んで、知らないことを「知る」ことの不思議さについて思うことがあった。 知らないことが知っていることになる。 0が1になると…

読書日記134

原田和広『実存的貧困』青土社(2022年)を読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 南青山において、児童相談所やこども支援センター等の施設を建設するにあたって、 住民から反対の声が多数行政に寄せられた事例が取り上げられた。 当時、ほとんど関心がな…

リチャード・ランガム『善と悪のパラドックス : ヒトの進化と<自己家畜化>の歴史』NTT出版(2020年)読了

こちらを読み終える。 著作権の関係で、全ての章を要約することは控えることにした。 ただ、いままでの要約は全て自分の言葉で簡潔にまとめて書いているので、本書の「全て」を物語ることではないことに留意して頂きたい。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーー…

読書日記133

モーム『人間のしがらみ』光文社古典新訳文庫 原田和広『実存的貧困』を読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com ホストを愛するキャバクラ嬢の心の葛藤が対話を繰り返すことで明らかになっていく。 問題点は何か。 著者が指摘するように、両親の子供に対する愛…

ただの日記です

さすがに、読書ばかりしている自分に問うてみました。 「このまましばらく読書漬けでいいのか、ルーティン化してしまって機械的に生きていないのか」と。 僕はルーティンを嫌い、その日に合った行動を瞬時に判断し遂行することを良しとしていました。 ところ…