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読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

考えるヒント35

論のない断章、まとまりに欠けるが書き残しておきたいと思った文章をこのカテゴリーに納めていく。

 

 

客観的に記述可能な主観について

ある人物の幸福度を測るとする。

心理学では、こういう場合、質問項目を複数設定し、点数化することで定量的に、かつ統計的手法を用いてマクロ的にみようとする。

 

 

個人的には、それのみによって幸福というものが客観的に測定可能だとは思えない。

そこは哲学という、もっと深い、抽象度の高い世界が扱う。

 

 

しかしながら、デタラメな思考方法で幸福というものを捉えようとしても、オカルトや都市伝説になりかねない。

「客観的」でなければならないのは学問の定めである。

であるならば、どのような尺度を用いるべきかが問われよう。

 

 

つまりは「客観的に記述可能な主観」という概念を用いればいいのではないだろうか。

それは必ずしも定量的でなければならない、ということにはならないと僕はアマルティア・センの本を読みつつ感じる。

 

 

ここからは非常に哲学的かつ抽象的になる。

例えば、尺度を「階層的」になるように設定すればよい。

それは数字を用いなくとも、誰もが「Aには同意するがBには同意しない。よってAのほうが上位にあたる」ということが客観的に認められるような仕方ですすめていけばいい。

あとは質問の設定の仕方、アプローチの仕方にかかってくる。

 

 

という具合にして、客観的に記述可能な主観というものが構築されてくのでないのだろうか。