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交換価値低下に伴う消費財におけるリスクヘッジの検討

イトルをやや誇張して、アカデミックのように見せかけてしまった。

しかしながら、内容は非常に日常的でありふれた事例を扱う。

この記事が生まれたきっかけは、メルカリの取引を通じてあるアイデアが浮かんだためである。

買い物をより合理的に、かつクレバーな日常を送るために重要なヒントが隠れているかもしれないと思い、記事にすることにした次第である。

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例えば財布。

もし財布がひとつしかなければ、劣化のスピードは早く、交換価値(つまり、メルカリ等で売るときの値段)は日々低下し続ける。

この場合、財布の交換価値を維持する為には「複数の財布を持つ」ことによって達成される。

 

 

果たして、複数の財布を所持することに意味はあるか。

僕は一定の意味があると考える。

個人の価値観にもよるが、飽きやすい人ほど複数の財布を持つべきである。

というのも、使わないことはすなわち交換価値の低下を阻止することでもある。

 

 

飽きる⇒買う⇒飽きる⇒買う

このサイクルよりも、

複数買う⇒Aを一週間使う⇒Dを一週間使う⇒Yを一週間使う⇒、、、、、

このサイクルにすることによって、「飽き」というコストを最小化できるのではないか、と考えられるからである。

 

飽きる⇒買う⇒飽きる⇒買う。

これでは「飽き」を解消するためのコストが高くつく。

 

 

財布だけを例にとればざっとこのような流れになる。

おそらく、このように無意識的にリスクを回避している人は多数存在している。

 

 

人は飽きる。そして資本主義はその「飽き」と親和性が高い。

それが消費社会というものだと僕は考える。

 

 

「飽き」は消費でもある。

しかし、消費に伴うコストを限りなくゼロに近づけることは可能ではないだろうか。

他の消費財に関してもいろいろ考えてみたい。

つづく