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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

2022-03-20から1日間の記事一覧

矛盾とゲーデルと世の中

ゲーデルの不完全性定理によれば、矛盾の無い理論体系は不完全であり、逆に矛盾がある理論体系でないと完全ではない、という奇妙な論理が存在する。 この宇宙が完全であるとすれば、では矛盾があるのが当たり前ではないか。 というふうに考えざるを得ない。 …

買いそろえた本について

今週のお題「買いそろえたもの」 プラトンの著書を買いそろえた。 『国家』 『メノン』 『プロタゴラス』 『テアイテトス』等 しかしながら、積んどくのままになってる本多数。 プラトンの本はソクラテスの本でもあるので、勿論内容は哲学になる。 常に本質…

充実感はお金で買えるのか

優勝。完走。達成。 これらは充実感に貢献しそうにみえる。 好きな人に告白をしてOKを貰った時のような喜びとはまた違う。 なんとなく満ち足りていて、少しだけ浮わついたような感覚。 一日を振り返るときにこの気持ちを得られたらそれはもう100点満点と言え…

読書日記193

プラトン『国家 (上) 』岩波文庫のつづきを読む。200ページ弱まで読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com ソクラテスの話を聞いていた聴衆は、どうしても解決して欲しい問いがあった。 完璧なる不正が存在する場合においては、正義が無力になるかどうか。 つま…

読書日記192

プラトン『国家 (上) 』岩波文庫を読む。 「不正な人間は正しい人間に勝る」 という命題をめぐりトラシュマコスとソクラテスは議論をかわす。 ソクラテスはひとつひとつ丁寧に言葉の意味と性質を調べあげていく。 知恵のある人間の性質は、正しいことを行う…

読書日記191

『楽園への道』のつづきと、 『リヒテンベルク雑記帳』のつづきをよむ。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com 「自分のやりたいことの反対をやれば、最後には上手くいく」という言葉が印象に残った。 これはいたってシンプルだ。 食べ…