ジャンル別や「あいうえお」順で並べられた本棚には生気を感じない。
いわば、機械的な存在。
小説は文庫サイズでだいたい10万文字とされる。
その中身はというと、「あいうえお」順で並べられたひらがなを、形式的でありながらも、ランダムに抽出され、配列されている。
このようにして、本棚にも物語りを作りたい。
1000冊もあれば十分ではないか。
形式的でありながらも、ランダムに抽出し、配列する。
本棚に生気を吹き込む。
下手な美意識は要らない。
一冊一冊に命が生まれる。
つづく