はてなブログ大学文学部

読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

2022-05-04から1日間の記事一覧

読書日記363

仲正昌樹『FOOL on the SNS ーセンセイハ憂鬱デアルー』明月堂書店 (2017年) を読む。 読んでみると、仲正氏に寄せられた誹謗中傷とのやりとりや、金沢大学の内部事情に関する話が盛りだくさんであった。 著者はドイツ語の授業を担当していたが、注意すると…

存在と記憶、慣性の法則

外力が働かなければ物体は静止または等速運動を永遠につづける。 静止は永遠。 永遠にその場にとどまる。 部屋も同様に、様々な物が静止し、佇まっている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここで抽象的な話に…

読書日記362

三木清『読書と人生』講談社学芸文庫 (2013年) を読む。 三木清が生い立ちと読書体験を語る。 読書好きというのは、現代においても往々にして小説を好んで読むイメージがある。 三木清も同様に、入り口は文学であったと語る。 しかしのちに見切りをつけ哲学…

本棚と配列

ジャンル別や「あいうえお」順で並べられた本棚には生気を感じない。 いわば、機械的な存在。 小説は文庫サイズでだいたい10万文字とされる。 その中身はというと、「あいうえお」順で並べられたひらがなを、形式的でありながらも、ランダムに抽出され、配列…

言葉の不思議

固い・・・・力を加えてもしっかりとしていて壊れない 固める・・・固い状態にする 「自分はできる」 「自分は有能」 「自分は違う」 プライドが高い人は言葉で自尊心を「固める」。 心が「固い」。 そういう人は些細なことでは動揺しない。 攻撃を受けても…

現代のコンプレックス商法

整形や脱毛といった、コンプレックスを解消するためのビジネスはひとまず置いて、私は出版業界に蔓延っている(と思われる)コンプレックス商法についてさらっと言及したい。あくまで個人的見解。毎日欠かさず2店舗以上本屋に足を運ぶ私の個人的な体験を言語…

読書日記361

ジル・ドゥルーズ『フーコー』河出文庫 (2007年) を読む。 翻訳者によれば、フーコーの死後に出版されたものとされる。 また、私的な交流等については一切言及せず、ただひたすらフーコーの残した書物を批評する内容となっている。 文章は相変わらず難解であ…