倫理について突き詰めると、ギリギリのところで分岐点があったり (事実と価値は分離可能と考えるか否か) 、自由について突き詰めると、今度は認知主義と非認知主義という陣営があり、枝分かれしていく議論を追うのに疲れてしまった。
感情や精神というものも突き詰めると、今度は還元主義やなんとか主義とか、どれだけ深く行けば見えてくるのかと、苛立ちもあった。
言語自体にも限界があるかもしれず、自分は何処までも曖昧な存在だと痛感する。
日々気分が変わっていく。
毎日髭は伸び、体重も増減し、爪も気づいたらかなり伸びている。
時間も決まった方向に流れることになっている。
実力も運のうちやその他自由意志に関する本は、マクロでは決定論的な世界観が強いことを見せつけられた。
抗うすべはなく、常に何かにコントロールされている感覚。
三つ子の魂百まで。自分は実は昔からたいして変わっていないのか?と思えばそうではなく、物事は常に流動的であり。
それでもレールのうえをただ走っている感覚が抜けない。
何をしても「そうなることは決定していた」可能性もあり。
ああ、もう考えるのに疲れた。
今日は金曜日だった。
疲れた時はさすがに読みたい本がない。
明日はどうなる。
夜はやることがない。
もう気力がない。
しかし簡単には寝付けず。
そして下らない雑念が留まりつづけ。
気に入らないからこうやって文章をかいて抗い。
書くことは案外楽しいと感じつつ、書くことにだけは少しばかりの可能性を感じ
まだ何か違和感が残りつつも
それが人生だ、と自身を納得させ
仕方がないから眠る