はてなブログ大学文学部読書研究科

読書と哲学がメインです(毎日更新)

お金を入れると作動します

人生は草「おお、哲子」

 

 

哲子「また人生は草だ」

 

 

人生は草「今日は嫌気がさしたよ」

 

 

哲子「貴方はいつもそうでしょ」

 

 

人生は草「哲子はどうなのさ」

 

 

哲子「楽しく自由に暮らしてるからわかんないや」

 

 

人生は草「ぬぬ。羨ましい限りだ」

 

 

哲子「で、今日も愚痴を吐きたいんでしょ」

 

 

人生は草「察しが良いですな」

 

 

哲子「忙しいから早くして」

 

 

人生は草「わかった、哲子。電車で聴いたアナウンスのことなんだけど」

 

 

哲子「貴方、アナウンスまでにかみつくようじゃこの先が心配だよ」

 

 

人生は草「まあいいじゃないか。乗務員さんがね、駆け込み乗車の人にこう注意したんだ。遅れの原因になるからおやめください、とね」

 

 

哲子「危ないし、それのどこがいけないのかさっぱりわからないんだけど」

 

 

人生は草「僕はこう思うわけだよ。つまり、理由として電車の遅れを持ち出しているわけなのだ」

 

 

哲子「それのどこが駄目なのさ」

 

 

人生は草「僕は前に話したの覚えているかい。1分遅れただけで謝る駅員さんはどうかしていると。遅刻を絶対に許さない社会があるんじゃないかと」

 

 

哲子「そんなのいちいち気にしてたら生きていけないよ」

 

 

人生は草「気にせずにはいられないのだよ。なぜここまで遅れることを気にかけるのか。もはや、全ては時間通りに事が遂行されるべきだ、と思うのが当たり前の社会になっていないだろうか」

 

 

哲子「それはあくまでも仕事上の話だよね。べつに友達との約束はそうじゃないし」

 

 

人生は草「僕からすれば、お金を入れたらジュースが出てくる自動販売機にしか見えないのだよ。つまりお金が動力となって人はその都度機械化される。この世は動く自動販売機の集まりなのだよ」

 

 

哲子「アイスクリームの自動販売機みるとたまに食べたくなるよね」

 

 

人生は草「いやそうじゃなくて、、、まったく。哲子には敵わないや」