はてなブログ大学文学部読書研究科

読書と哲学がメインです(毎日更新)

意味と行為の近似

人生は草「お、いたいた哲子」

 

 

哲子「何、私を探してたの?」

 

 

人生は草「うむ。ちょうどいてよかったよ」

 

 

哲子「で、今日も何か語りたいの?」

 

 

人生は草「相変わらず察しが良いですな」

 

 

哲子「忙しいから早くしてくれないかな」

 

 

人生は草「哲子はなんでそんなに忙しいのか。まあいいや。今日は理性が理性である理由について哲子に聞きたいのだよ」

 

 

哲子「そんなこと私に聞く?」

 

 

人生は草「まあ聞いてくれよ。理性があるかどうかは、人が行為とその意味が一致しているかどうかだとは思わないか」

 

 

哲子「部分的にはそうかもしれないね。でも痩せたい人が痩せたいと言いながらケーキを食べる人もいるけど」

 

 

人生は草「痩せたい人が結局はケーキを食べてしまうのは、それは本当は痩せたいと本気で思っているわけではないということにはならないかね」

 

 

哲子「痩せたいと思っていることは本当だよ。ただ、それは難しいの」

 

 

人生は草「何故難しいのか。それを教えてくれないかね」

 

 

哲子「食欲には勝てない時もあるのよ」

 

 

人生は草「僕は言いたいのはだね、理性が命じること、つまり「痩せなさい」という命令を無視していることになるのではないか、ということだよ」

 

 

哲子「本当にめんどくさいね、人生は草は。だからなんなのさ。命令?さっぱりわからないよ」

 

 

人生は草「痩せなさいという命令に従える人が痩せることができる。それ以上でもそれ以下でもない。これは正しいかね?」

 

 

哲子「うん」

 

 

 

人生は草「で、その命令の源泉はやはり「痩せたい」という意志であるということだ。これも正しいかね?」

 

 

哲子「うん」

 

 

人生は草「その意志がどれだけ強力に働くか、つまり、意志とどれだけ「近似」しているのかでその理性があるかないかがハッキリしないかね」

 

 

哲子「ああ、もうややこしいわ。降りる」

 

 

人生は草「まったく、、哲子には敵わないや」