佐高信『企業と経済を読み解く小説50』岩波新書(2021年)を読む。 この本は情報量が多くて買ってよかったと思っている。 世の中を支配している金融について知らないことが多すぎる。 そのため、まずは金融にまつわる小説を読むことで基礎的な知識をつけたいと…

朝井リョウ『何者』新潮文庫(2015年)を読む。 就職活動。懐かしい。 はっきり言ってあの頃から既に今の僕の基礎はできあがっていた。 何もかもがくだらないと思っていた。 就活は茶番だ、そう常に思っていた。 そして僕はことごとく面接で落ちまくる。 会社…

人生は草「おお哲子」 哲子「また人生は草かい」 人生は草「そんなこと言うなよ、聞いて欲しいことがあって」 哲子「別にいいけど。てか人生は草って友達いないの？」 人生は草「心のなかにいるのだ」 哲子「いないのね」 人生は草「そんなことはどうでもい…

ダニエル・C・デネット『自由の余地』名古屋大学出版会(2020年)を読む。 自由意志問題の名著である。 僕は本書のとある話に夢中になった。 アナバチはコオロギを仕留めると、巣の入口まで運ぶ。 そのあとコオロギを入口に置いたまま巣の内部を確認したらコオ…

『不確実性を飼いならす』のつづきを読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 気付けば話は統計学に切り替わっていた。 そして、僕は去年の院試を思い出した。 標準偏差、分散、相関係数。 基本はさらっと勉強したつもりではあるものの、話がどんどんアカ…