無気力にどう立ち向かうか
心理学では「学習性無力感」と言われる。
厄介なのは、ただ無気力ではなく、回復の見込みが少ないということ。
小手先の理論は通用しにくいと僕は考える。
うつ病の再発率が約50%の現状がある。
リワークという、復職プログラムにおいても、出戻りの方が数名いた。
医師が復職の為に診断書を書けるようになる状態では、持続的な労働はまだ難しい、と言われる。
ある意味、「学習性無力感の罠」のような状態から抜けきっていないとも考えられる。
例えば、鬱は「沈殿物」として考えてみる。
それは底にくっついている可能性もある。
撹拌するだけでは取り除けないかもしれない。
であるならば、
・全体の温度を上げる
・別の液体を入れてみる
・長時間放置してみる
・沈殿物を削る
などの措置を考えねばならない。
人生を豊かにするためには「学習性無力感」を放置できない。
動物は植物と違い、移動する。
定住と停止は違う。
ヒントは様々な場所に隠れている。
つづく