こちらの「huma kind 上」を読了しました。
心理学者の書いた本で、端的に言えば「人は生まれながらに善良」であることを支持する本です。
僕も浅くではありますが、基礎心理学、行動分析学、臨床心理学、社会心理学、認知心理学などは勉強しました。
もともと心理学の理論はまだ「仮説」であることも、このブログでは何回も書いてきました。
例えば、
アンダーマイニング効果に関しても、確固たる証拠などないのです。
そこは「理論と実践」の反復で別の新たな「理論」を練り上げるしかないと僕は考えています。
僕は「善と悪は多元的」、と前に書きましたが、この考え方には改良の余地がまだまだあると思わせる一冊でした。
世の中はフラクタル構造であるという僕の仮説は依然として変わりはありませんが、アプローチの仕方がまだまだ甘いと感じました。
つづく