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読書日記470

正昌樹『 <ジャック・デリダ> 入門講義』作品社 (2016年) を読む。

とりあえず、50ページほど読んでみた。

この本は今から1年半前に一度売ってしまった。あまりにも難しかった。

 

 

今は読み物として、以前より楽しく読めている。

あれから、自分なりにいろいろな本を読み込み、予備知識はそれなりにつけてきた自負はある。

本書の致命的な点として、本書の精読対象である、デリダ『精神について』(平凡社ライブラリー) が市場にほとんど出回っていないところがある。

今年、奇跡的にBOOK・OFFで見つけることができ、すぐに購入した。

また、『エクリチュールと差異』、『滞留』、『触覚、』等の書物も入手した。

これらの書物が誰について論じているものなのか程度のことは理解した。

 

 

モーリス・ブランショ、ジャン=リュックナンシー。

『私はゼブラ』においても、ブランショは度々引用される。デリダブランショについていくつかの書物で論じている。『滞留』、『境域』。

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

 

 

最低限の準備をしなければ入門書すら理解できないという、異例の思想家である。

ようやく入門の門をくぐる段階に来たところだ。

 

 

本書は『精神について』の精読からスタートする。

ハイデガーが使う用語を、ドイツ語とフランス語の語源的な問題や違いについて事細かく語られる。

素人としては仲正先生にすがりつく思いである。

 

 

例えば、スピリットやガイストの意味する微妙な違いについて読んでみたが、日本人が本当に理解できるのかと思わずにはいられないくらいに複雑である。

 

 

しかしながら、分かりやすい本ばかりが書店に置かれる今日においては、こういう本は読みごたえがあり面白い。

 

つづく