はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

パスカル。コロナ。人間。

パスカルは言いました。 「あらゆる不幸の元は、部屋でゆっくりできない人間の性だ。」パスカルさんは17世紀の人ですので、察するに人間は大昔から家でじっとできないのです。コントロールできないのは人間か、ウイルスか。そもそも、コロナウイルスをコント…

価値という亡霊

一部のマニアによって、一部の物の値段が跳ね上がる。しかし例えるならば、それは「価値のスーパーインフレーション」ではないだろうか。一枚の紙幣に価値が無くなるように、存在していた価値は価値でなくなる。別人になる。それを「たまたま」持っていた素…

Amazonの弱点

Amazonは本の買取をやりません。古本屋さんが買取をして、Amazonで出品するのです。つまり、本を売ることによって大きな利益を得るのは古本屋さんのほうなのです。Amazon自体が古本を売らないのであれば古本屋は潰れません。詳しいことはわかりませんが。仕…

本作りにも遊びを

分厚い本の場合、1ページ目から読むってけっこう大変なんですよね。世の中に、一冊くらいは真ん中から始まる本があっても良いと思うのです。なんだか読み進めてる感じがしますし、何より読みやすい。固定観念を破るってそういうことじゃないでしょうか。

まもなくブログ3年目です

細々とやってきましたが、アクセスが5万に達しました。10人に読んでもらうだけでも大変な時期がずっと続きました。少しずつ、少しずつの積み重ねでやっとそこそこの人数の方に読んで頂けるまでになりました。10万というのは前から掲げた謎の目標であり、いず…

水を10万で売る=本を10万で売る

砂漠で、干からびて死にそうな人に水は高額で売れるというのは常識ですが、、本も同じだと最近気づきました。例えばバナナ。 買った時より数日後のほうが美味しい。本も同じだと思います。 本の場合は数十年後になりますが。本が高く売れる瞬間って、絶対あ…

街の古本屋が潰れていくのは店長の力不足

そう思ってしまいます。実際に本屋で働いた経験はありませんが、やれることは絶対にあったはず。 よく行っていた古本屋さんが潰れました。古本屋は仕入れを強化しないといけないのだと思います。毎日、いや、毎週でもいいので、「お、こんな本あるんか~買っ…

意味のないボランティアをやる意味

「募金活動するなら働け」と言う作家がいた。 どうなのかなと思う。ボランティアに目標は必要なのだろうか。「意味がない」と「役に立たない」はよく言い換えられる。役に立つか、立たないか。目標、目的、成果。こんな言葉で頭が詰まっているのだろう。マザ…

改めて古典について考える

技術が今までにない加速度で進歩しているように感じます。僕はその状況の中でこう思うようになりました。 「もはや古典など読む意味はない。もう時代は保守的な人間を受け入れないんだ。」しかし、冷静に考えてみました。本当なのか。 そして買いました。 ト…

方向転換する時に考えること

このご時世、大学院なんて行ってる場合なのか。 それとも、むしろ行ったほうがいいのか。迷ってるということは、本当はやりたくないんだろう。やりたいことは理屈ではないのだろう。 人生の経験上、読書の経験上、損得勘定で動くと良いことは起きない。 情熱…

確定申告について

今までコツコツ、2016年くらいから買ってたまった本をメルカリに出品しました。なんと額がかなりで確定申告の可能性が、、参りました。積ん読は確定申告を呼び寄せる亡霊だったとは。しかし、営利目的でないのに確定申告!?税金、ちょっと怖いです。

「2020年のホテル業界はボーナスタイム」に失笑

ウイルスがここまで流行ると、2019年以前に予測した本を僕をまだ見ていない。これからの時代はこう!! という本はやはり完璧ではないのだなと思った。どんな権威のある人でもそうではないだろうか。「南海トラフが来る」と言いながら、その後何回大地震があ…

比喩≒翻訳 そして解釈

「心の折れやすい人はガラスのハート」ガラスはかたいが、薄いとすぐ割れる。つまり心もガラスみたいに薄くてかたいとすぐ壊れる。みたいな説明は、いわば翻訳ではないだろうか。全ての物事は比喩になりうるか? 面白い問いである。倒置してみる。 全ての物…

メルカリの分析をはじめました

200冊は、統計としてはサンプル数が足りないです。しかし。だからといって分析をやる意味はなくはないと思うのです。どんなジャンルが売れて、どんなジャンルがうれなかったか。 どんな出版社が売れて、どんな出版社がうれなかったのか。出版年や著者に着目…

メルカリで200冊売った感想

収納しきれず、読み終えた本、積んどくでもう読みそうもない本を出品しました。約500冊ほど出品し、200冊ほど売れました。有りがたいことに、40万円弱はお金が回収できました。人って不思議なもので、日ごとに読みたいジャンルが微妙に変わるものなんですね…

たけのこーーーー!!!!

ゲームセンターに行きました。たけのこの里が欲しくてUFOキャッチャーやりました。丸いボールに落として穴に落ちればゲット。しかし取れず。「絶対わざとずらされている。」 僕は詐欺かなと思いました。しかし奇妙なことに気づきました。「ていうか、丸いん…

本屋日記2

最近芸術に興味があります。 『メルロポンティの美学論』という本がありました。 哲学と芸術がいかにつながっているか、それは「美」が「善」の中に含まれているという古代の思想からなのか、それとも、「見る」「感じる」といった、視覚的な意味でのつなが…

本屋さん日記

『読書大全』という本があった。 立読みした。ほぼ全て僕が知っているタイトルだった。古典を読むのは良いと思う。 しかし、いきなり西田哲学の『善の研究』なんて読んで理解できるのだろうか。プラトンの本ならわかる。でも日本の哲学書はどうしても理解で…

ローマは1日にして成らず、マインドフルネスも1日にして成らず。

マインドフルネスを習慣化すると、イライラしにくくなったり、不安や雑念が減っていきます。僕の感覚、経験上からそう言えます。 週に1日でも大丈夫だと思います。(1回20分) 僕が受けた某精神科病院の認知行動療法では週に1回20分でした。 少しずつでもかま…

『大人になるためのリベラルアーツ』読了

本書はテーマに沿って議論していく本です。中でも一番印象的だったのは「飢えた子供を前に文学は役に立つのか」です。議論とはどうやって進めていくか。まずは考えられる立場の主張を作っていき検証していく。という流れは生きていくうえで大事な力になると…

『どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年2』読了

日本では、 「お金になる = 頑張った」とのこと。 つまり稼げない人は頑張っていない人。きつい現実だと思います。国が、労働力が最低賃金に見合わないと見なせば最低賃金以下で働かせることができます。淘汰される人たちがいる。非行少年はIQが70~84が多く…

マインドフルネスのやり方ついて。電車編

まず、不安な時の話をさせて下さい。 不安な時は、何か不安なことがあるわけです。 そして、それを意識すると不安になるのでしょうか。 さて、その時、「いつ」のことを考えてますか。過去であったり、未来のことを考えているのではないでしょうか。 もちろ…

『ニューエリートの時代』読了

今、日本は都心部のオフィス離れが進んでいるみたいです。 すると何が起きるか。 著者は都心部のスラム化を危惧しています。都心部からどんどん人が去っていき、治安が悪くなるからだそうです。個人的には、ホームレスは人の群れのまわりに集まると考えるの…

書評再開します。

単なるエッセイではあまり価値ある記事は提供できないと考えました。最新の本から古典まで幅広く読みます。また、メルカリにて書評した本を出品していきます。「ポジティブ精神医学」と検索すると「motsu」という出品者が出てきます。そちらが僕、人生は草で…

最近の新書の動向について

最近の傾向です。 メタ倫理学、道徳哲学、現代思想など、人文系が目立ちます。もっと早く出版して欲しかった!と思うばかりです。逆をいえば、今まで高い単行本を買わなければならなかったものが最近では安く買えるようになったと思います。学生は使い方によ…

帰りの電車でマインドフルネスはいかがですか

マインドフルネスは疲れません。 マインドフルネスについては何回も記事にしてますので良かったら検索してみてください。クタクタに疲れて、またスマホを手に取れば脳ミソは悲鳴をあげませんか。スマホには情報がたくさんありすぎます。疲れているのは本当に…

承認欲求≒優越願望

マクロで起きる現象はミクロでも同じように起きていたりします。インドにはカーストがあります。 多分、日本の学校にもカーストがあります。 それは、僕が肌で実感していたことであり、実際、リーダータイプ、普通の人たち、いじめられるタイプ、といった階…

メルカリに教わったこと

本を大事に読んでいたら、また次の人にも譲ることができます。 しかも、その対価で誰かの読み終わった本を貰うことができます。当たり前だと思いますか? 本は放置すると埃がたまってきます。 他の物も同じです。物を大事にすることは、自分を豊かに、生活を…

新書を読むだけで十分だ。という本がありました。

僕は全く同意できません。 100円だったので買ってみましたが。新書は大人向けではありますが、あくまで庶民のための本であって、知識を深めるための本ではないと思うのです。新書は入門書でしかないのです。 ソクラテスについてしっかり書かれた新書を僕は知…

矛盾的でない限り不完全。

ゲーデルの不完全性定理に改めて感動しました。『パラドックス大全』を読むと、いかに矛盾というものが溢れているか知らされます。言語とは不思議なものです。ゲーデルによれば、完璧な知的体系があると仮定してもそこには必ず矛盾がある、故に完璧な知的体…