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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

宇佐見りん『推し、燃ゆ』読了

分よりひとまわり年下の、若い女性が書いた小説が芥川賞を取った。

最近知り、本屋で購入し今日の午後いっきに読んだ。

 

 

話は随分逸れるが、昨日何気なく落合博満のオレ流チャンネルを観ていた。

最近の世の中に思うことはありますか、とインタビュアーは聞く。

落合氏は横文字が分かりづらいことを話していた。

横文字があたかも日本人全員が理解できるかのようにテレビは思っているのでは、ということを話していた。

 

 

落合氏の野球理論が私には分からないように、恐らくこの小説を落合氏は理解することはできないように思う。

この小説の難しさを、落合氏の話を引用しながら表現するのはどうかと思うかもしれないが、最近の小説はこういうものなのか、と思うところがいくつかあった。

 

 

生きづらさという点、他人に理解してもらえない点。

人生100年時代とは、換言すれば世代の多層化であり、理解し合えない社会なのかもしれない。

 

 

つづく