ピエール・カバンヌ/マルセルデュシャン『デュシャンは語る』のつづきと、
アリストテレス『詩学』光文社古典新訳 (2019年) を読む。
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芸術に関しては最近になってようやく関心が出てきたため、デュシャンを取り巻く人物の予備知識が足りないため、本書の重要な部分を見逃している感が否めないので悔しい限りである。
話を読む限りは、偉大な芸術家とはいえ若い頃は借金をするような、ごくありふれた存在であったことがうかがえる。
芸術と文学、そして哲学は親和性が高く、個人的に読んでいて面白い限りである。
最近になってようやく、プルースト、セザンヌ、ゾラ、バタイユ等、読んでいて繋がりが掴めてきたところである。
アリストテレス『詩学』を70ページ弱読んだところでは、この本は物語について掘り下げる本であるともいえる。
いよいよ私は小説を書いて世の中に自分という存在を突き出してみたいと思うようになってきた。
池田晶子氏は小説家にはならなかったが、『41歳からの哲学』において、文部科学大臣を目指していた話が語られていた。
なんのために考えるのか。哲学なのか。
自分の可能性を縮めない為の営みでもある。
つづく