デヴィット・グレーバーは残念ながら世を去ってしまったが、彼の著書はメルカリですぐに売れ、一部の人に絶大な人気がある。
『負債論』をはじめ、『ブルシット・ジョブ』も売れ筋が良く、その解説書も
講談社新書から出るほどであった。
彼は人類学者であり、アナキストでもある。
「貨幣」のシステムについて徹底的に叩いた。また、「官僚制」や「仕事」においても痛烈な批判を炸裂させた。
働くことが「よいこと」とされる日本において、何故このような本が人気になっているのだろうか。
一方で、起業を促す自己啓発本も相変わらず立ち読みコーナーには人が沢山おり、仕事に対する意識が高い人は以前として多いようにみえる。
分極化しているのだろうか。
謎である。
つづく