概念の連鎖。
「奴隷の権利は存在しない。主人の所有物なので、必然的に奴隷の権利は主人の権利であり、そもそも主人と奴隷には契約など存在しない。」
という文章に出会った。
勿論、大昔のお話である。
しかし、部分的には現代にその名残はあると考えられる。
ここで食物連鎖を考える。
食物連鎖は持ちつ持たれつのような関係である。
猫にとって鼠がいないと困るが、鼠は雑食なので穀物や魚などがいないと困る。
同じように、親会社が委託先として子会社を必要とする仕方で、子会社もまたその子会社を必要とする。
いないと困る。
厳密には食物連鎖と会社は違うが、持ちつ持たれつなのは共に同じである。
世の中の現象は、部分的には共通していることが多いようにみえる。
権利と自由は密接に関係があり、自由は幸福と関係がある。
幸福とお金はやはり関係があり、お金は会社と関係がある。
今述べたように会社は食物連鎖と似ている部分がある。
つまりは、食物連鎖というよりかは、「概念の連鎖」のようなものだろう。
つづく
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