はてなブログ大学文学部

読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

2022-01-05から1日間の記事一覧

模倣・富・幸福

思考実験にこういうものがある。 脳にある装置を取り付け、日常で体験できる恋愛や感動体験から得られる幸福感、快感と同じものをボタンひとつで得られるとすると、このボタンで幸せになれるのか、という問題である。 今のところの僕の答えはイエスである。…

自由を妨害するもの

こちらの追加として書き残す。(持論) nainaiteiyan.hatenablog.com ・アカデミズムによる自由の縮小 ⇒社会心理学や認知科学が人間の限界値を規定する ・貨幣による自由の縮小 ⇒富裕層にしか出来ないことが可視化、規定化される ⇒相対的に不自由感を覚える ・…

仲正昌樹『「不自由」論』読了

最後まで読んで、「不自由」とは何を意味するのか?に対する僕なりの答えは、 「不自由とは、規定の不可能性」 である。 ゆとり教育の目指した「主体性」は、何を持って主体的であるとみなせるのか、と問われても抽象的な答えに留まる。 「自分で考え、自ら…

読書日記15

引き続き仲正氏の『「不自由」論』を読み進めた。 ハーバマス、アーレント、ルネサンスについて語られる。非常に面白い。 例えば「コミュニケーション」を以下のように説明してくれる。 "「コミュニケーション」とは、もともと立場の異なる「他者」同士が、…

読書日記14

仲正昌樹氏の『「不自由」論』を読み込む。 この本は2003年出版された。当時「ゆとり教育」が問題にされていた。 詰め込みをやめて「主体性」「自立性」を育もう。 とはいえ、何を持って「主体性がある」と見なせるか。ここがハッキリしていないと仲正氏は指…