はてなブログ大学文学部読書研究科

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読書日記528

今日読んだ本:

フローベールブヴァールとペキュシェ

仲正昌樹『人はなぜ「自由」から逃走するのか:エーリヒ・フロムとともに考える』

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メモ

 

今日は取っていないので省略

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日記

 

ボルヘス『記憶の図書館』において、『ブヴァールとペキュシェ』について触れられていた。

ボルヘスは長篇を読まなかったそうだが、この作品にいたっては例外として扱われている。

 

 

そうなれば読まずにはいられない。

とういうことで、今日はカフェや電車の移動中に読み進めた。

 

 

100ページくらいまでのあらすじをざっくりと書くと、町で意気投合した二人の男が仲良くなり、のちに片方が莫大な遺産を相続することができ、農業を始める。

しかし事はそう簡単には運ばず破産の危機が迫る。

そして二人は書物を貪り科学、医学、農学の本質に迫っていく。

 

 

作品社のものは注釈が多く、内容が入りやすかった。

序盤は眠気があったものの、そのあとは一気に読み進めた。

フローベールが化学についてさっぱり分からなかったという小話が載っていた。

 

 

昨日読んだチャールズ・テイラー『自我の源泉』を、フロム『自由からの逃走』を参考にしながら読むことにした。

フロムの本は優しくはない。

自分は、読むときは一気に読みたい派なので『自由からの逃走』を一通り読み終えたあとは売ってしまった。

 

 

骨の折れる本は、その本に関心が弱いときには手がつかない。

今回は思想史の専門家の力を借りて再度復習。

 

 

フロムはフロイトの理論を応用し、

胎児⇒子供⇒大人

という過程と、

自然⇒孤立⇒社会

という過程が重なっているという見方をした。

 

 

人間は初め、自然のなかで野生として存在していた。

次第に人工的な住環境や道具を生み出していき自然と距離を取り始める。

ここが孤立(≒自立)の段階であったが、衣・食・住が社会のシステムに組み込まれるようになると、人間は自給自足が厳しくなっていき、社会に溶け込まざるを得なくなる。

自然⇒孤立⇒社会

という流れは、胎児として自然(母)と一体化した状態から子供(物理的に母から分離)を経て大人になっていくという過程と確かに重なってみえた。

 

 

まだ40ページほどしか読めていないのでつづきを読んでいきたい。

 

 

これとは関係のない話も書きたいが、1000字を超えそうになったのでここまでとしたい。