読んだ本
さつづきを読み進めた。
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メモ
なし
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日記
デスコラという人物が『自然と文化を超えて』のなかで見出した事物の照応関係を「アナロジスム」と呼んだ。
著者はこれまで論じてきたディナミズム、アニミズム、アナロジスムの三つをまとめあげる。
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個人的にはやや期待はずれの内容でもあった。
自然のもつ「力」の大小がパナマの農民の経済的な価値と照応している、つまりアナロジスムであることは理解できたものの、依然としてバンド、部族、民族、国家の四つのタイプの相似性、構造について詳しく記述されてはいなかった。
読み手としてはやや消化不良に終わったような印象である。
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とは言いながらも、モリス・バーマンのいう「魔術」が溶けていく過程を自分の頭のなかでイメージする材料は、部分的には得られたように思う。
レンズというものが写し出す像について、当初は「真実ではない」といった認識がまだあったが、印刷術の発達により知識が普及し、徐々に人々の認識がかわっていった。
また、レヴィ=ストロースの記述によれば、神話は二つの形態に引き継がれるようになった。
神話の意味が「音楽」に代わり、意味の語りは「小説」へと引き継がれていく。
かくして世界の魔術化が溶けていくのであった。
長ったらしい本書もいよいよ最終章に近づく。
返却期限に間に合いそうでホッとしている。
つづく
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