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読書日記418

ランツ・カフカ『城』のつづきと、

中島義道哲学の道場』ちくま学芸文庫 (2013年) を読む。

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カフカの文章(あるいは翻訳者の)は読みやすい。

100項まで読み進める。

長い物語ではあるものの、ようやく中間地点が見えてくる。

 

 

中島氏の言葉は時にユーモアがあり、時にトゲがある。

本書では哲学がいかに難解なものかが語られる。

確かに、中島氏が学生時代に受けた講義の内容をみてみると気が遠くなる。

 

 

ただ、希望も与えてくれる。

哲学というものはその独自の特性上、何歳からでもすることができる。

哲学の難しさについては語るが、哲学を学ぼうとすることは否定しない。

聞けば、東京大学には60歳を超えても哲学の大学院に入学してくる強者がいるようである。また、中島氏は必ずしも哲学の学士を取らなければならない、とは言わない。

 

 

個人的にはやはり哲学の大学院には興味はあるが、第二外国語を究めなければならないのと、研究上の必要性から、読みたくないものまで読まなければならない環境に耐えられる自信がないので尻込みしてしまう。

 

 

つづく