価値と価格について再考。
価格には、必然的に避けられないもの (人件費などの経費) を除けば、残りの価格はビジネス上の戦略次第で変動すると考える。
いわゆるブランディングというものである。
個人的には市場の原理に任せるべきものだし、法律に接触していなければ何も問題はないと考える。
ただし、僕が主観的に見るとするならば、詐欺と似ている。
価格を上げることによって、希少性が生まれるという。
これは錯覚にすぎませんか、というお話である。
100万円の時計を身に付けたところで、超がつくほどのお金持ちのコミュニティに入れば、「その程度か」で片付いてしまう。持っている本人は「劣等感」をただ感じるだけである。
その人が「平凡なコミュニティ」に入れば、「やば」「すごすぎ」と言われる。そこにいれば誇れるだろうし、優越感のようなものも生まれる。
つまりは、時計を買っているのではなく、感情を買っているのではないか、ということである。
そして、その感情は脆く壊れやすい。
しかしながら、需要があるのでいつまでも市場はなくならない。
さらに、人は買ったブランド物は必ず飽きるので、「新しい物→日常的に使ってる物」、ハマればハマるほど貧乏になる。
これが資本主義の強いところでもあり、人を不幸にさせるシステムであると言える。