アンドリュー・W・ロー『Adaptive Markets 適応的市場仮説:危機の時代の金融常識』のつづきを読む。
チャレンジャー号爆発は効率的市場仮説を端的に表すものであった。
1934年、エズキールという学者が「クモの巣理論」から活路を見出し、ジョン・ミュースという人物が理論を整理した。
市場では「どんな」情報が、「どのようにして」価格に影響に作用するのかが1961年にミュースによって解明されたが、これは人間が「ホモ・エコノミクス」であることが前提とされる。
しかしながら、当然、2022年現代においては人間は必ずしも合理的に経済行動を行うことはないことが分かっている。
「効率的市場仮説」は、適応的市場仮説の説明をするための序章であった。
2章以降も面白そうな話が詰まっていそうであるが、物凄く分厚い本であるため時間がかかりそうだ。
つづく