松岡正剛『編集力』のつづきと、
ミシェル・フーコー『知の考古学』のつづきを読む。
『編集力』の「知の考古学」の章を再度読み込む。
ミシェル・フーコーは何を目指したのか。
結論は、「知の道具箱」を作ることにあった。
伝言ゲームにより、「ドキュメント」は時代とともに変形していく。
歴史資料を作成する際に過去のドキュメントを参照しながら因果関係を特定する。
そしてドキュメントがモニュメントに変わる。
そのモニュメントは再びドキュメントとして参照され、またモニュメントになる。
かくして、伝言ゲームのように言説はわずかに変形していく。
土の考古学とは違い、知の考古学は異質。
フーコーは、そのような従来のやり方に批判し、縦横無尽に参照可能とする言説編成体の構築を目指した。
以上、さわりを掴み再度『知の考古学』を読む。
つづく