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読書日記644

読んだ本

引用元:版元ドットコム

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メモ

 

パウルヴィトゲンシュタイン・・・・・(1887-1961)

哲学者ヴィトゲンシュタインの甥、ピアニスト 

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日記

 

本書は「ヴィトゲンシュタインの甥」と「破滅者」の二部構成となっている。

隙間時間を利用しながら「ヴィトゲンシュタインの甥」を読み終えた。

 

 

そのあとに解説をさらっと読んだ。

 

 

内容としては、甥の晩年について語られる。

かつては才能溢れるピアニストであったが、精神科病院で最期を過ごすことに。

全体的には回想録のような形式で、なんだか寂しい小説であった。

 

 

芸術家や哲学者が最期に狂気に陥ることが少なくない。

ヘルダーリンゴッホニーチェゲーデル

 

 

狂気と才能に関してはこちらの本に詳しく書かれている。

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

 

狂気は本質的に何を意味するのか。

統合失調症とは本質的に何を意味するのか。

個人的に、そういったことを形而上的に考えることがしばしばある。

 

 

しかしながら、結局のところ全く分からない。

狂気が先か、才能が先か。

それすらも全く分からない。

 

 

脳科学的には「ギフテッド」と呼ばれるそうであるが、私は「本質」にしか興味がない。

 

 

いろいろと考えさせられた。