その前提に、「実生活に生かさなければいけない」「読むだけで何になるのか?」
といった考えがあると思います。
「~しなければならない」
ぼくは、こういう考え方を「謎のルール付け」と呼んでいます。
エスカレーターは左に寄らなければならない
男は稼がなければならない
子供は大事にしなければならない
この考えの欠点として、中野信子氏も指摘したように、
「必要なことだけしかしない生き方」
に繋がる思想が垣間見えることが挙げられます。
ただ字をひたすら追うだけでも何か発見はあります。
「将棋」「野球」「手芸」「家事」
何かに興味を持てば好奇心が沸き、自然と行動に移っていくと思いませんか?
認知行動療法でいうと、「~しなければならない」という思考は「べき思考」と言われ、偏った考え方のひとつとして挙げられます。
この背景を知った上で、それでも読むだけでは意味がないと思うのであれば、僕はその考え方に興味があります。