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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

「読むだけでは意味がない」に対する反論 その2

その前提に、「実生活に生かさなければいけない」「読むだけで何になるのか?」

といった考えがあると思います。

「~しなければならない」

ぼくは、こういう考え方を「謎のルール付け」と呼んでいます。

 

エスカレーターは左に寄らなければならない

男は稼がなければならない

子供は大事にしなければならない

 

この考えの欠点として、中野信子氏も指摘したように、

「必要なことだけしかしない生き方」

に繋がる思想が垣間見えることが挙げられます。

 

ただ字をひたすら追うだけでも何か発見はあります。

「将棋」「野球」「手芸」「家事」

何かに興味を持てば好奇心が沸き、自然と行動に移っていくと思いませんか?

 

認知行動療法でいうと、「~しなければならない」という思考は「べき思考」と言われ、偏った考え方のひとつとして挙げられます。

 

この背景を知った上で、それでも読むだけでは意味がないと思うのであれば、僕はその考え方に興味があります。