はてなブログ大学文学部読書研究科

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読書日記649

読んだ本

三島由紀夫三島由紀夫の美学講座』ちくま学芸文庫(2000)

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メモ

 

なし

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日記

 

今自分が何気なく考えていることは既に百年以上も前から考えられていた。

そして三島由紀夫も同様に、深い次元にまで思考が及んでいて、いかに自分がちっぽけで平凡な存在であるかを思い知らされる。

いったい、この時代に独創性などどこにあるのだというのだろう。

今やっていることは昔の人々の反復でしかない。本を読むたびにそう思ってしまう。

 

 

美は完全で、美的な真理は道徳足りうるか。

美は完全で、美的なものは倫理足りうるか。

美と完全性について定期的に考える。今週は、美的なことを考えればそれは横断性を伴ってあらゆる領域の基礎となり得るのか。そんなことを漠然と考えていた。

 

 

美は性とも密接な関係がある。

生と死のない世界に性は存在し得ない。

生命と美の関係についても、心理学的な観点からの研究は現代においても行われている。

 

 

美はあらゆる領域を横断する。

プラトンの本を読むと、徳と美は独立しているのかと問うこともある。

 

 

三島由紀夫によれば、カントは美についての考察「判断力批判」が失敗に終わったされる。

フロイトも同じような道を辿ったようである。

 

 

美は哲学者に度々考察の対象とされている。

美について考えればキリがない。

 

 

しかし、人が美しいものを美しいと教えられるまでもなく、自分で自ずと理解するようになるそのメカニズムに関しては興味がある。

 

 

つづく