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求めているものは手に入らないという逆説

参考資料:三島由紀夫『不道徳教育講座』

 

面白いなと思ったのは、恋愛以外についても同じことがいえるということでした。

 

お金を求めている人は、往々にしてお金を使ってしまうため、いつまでも貯まらないというのは簡単な話ですが、要するに、お金を求めていない人はそもそもお金を必要としない、つまりお金を使わない人なので、どんどん貯まるという話です。

 

三島由紀夫氏は、これを、「絶対の勝利者(欲しがらない人)」「空っぽな人は機械的勝利者になる」などと表現しました。平凡が一番の幸せという主張はこの論理であります。(僕は同意しませんが)

 

結論

欲しいと思ったら欲しがらないことです。

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