フランクル『虚無感について:心理学と哲学への挑戦』のつづきを読む。
「序に代えて」の章を全て読みきる。
この章ではフランクルの成した仕事やその背景について書かれている。
『夜と霧』は何故世に出たのか。
この章を読むことによって、ただの精神科医ではなかったことが納得できる。
強制収容所に送られる前からフランクルは心理療法を研究していた。
また、フランクルには先見の明があり、今日では常識となっていることを予想することに成功していた。
収容所の、おそらく歴史的にも地球上で最も過酷な生活に耐えることのできたフランクルの哲学を学ぶことは非常に価値があると今では思わずにはいられない。
フランクルは学会にも多大な貢献をし、ロゴセセラピーは世界的権威がある。
2022年においても、春秋社から『フランクルの臨床哲学』という本が出ている。
内容は簡単ではないが、読み込みたい。
つづく
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関連図書
フランクル『夜と霧』