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数学の極限を利用して「自我」を考える

分自身は、自分についてどの程度知っているだろうか。

おそらく、「分からない」ではあるものの、

全く分かっていない、とまでは言い難い。

 

 

自分の長所短所を挙げることはできる。

好きな食べ物、嫌いな食べ物も分かる。

何が得意で何が苦手も分かる。

 

 

自分自身 ( ≒ 自我 ) を「分母」、分かっていることを「分子」に置き換える。

 

 

[分かっていること/自分自身]

 

 

考えること、理解すること、知識が「自我」を知る材料となる。

勿論、全てを知ることは不可能である。

これを極限で考える。

 

 

人間の記述不可能性について僕は書いた。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

人間を性質に還元できないのは、それが「無限」に近いからだと考えることもできる。

したがって、

 

自我⇒∞

 

となる。

自分について分かっていることは、これからも増え続けるし、減るかもしれない。

つまり変数と見なせる。

分子として設定した「分かっていること」をxと置くと、

[x/∞]

となる。

 

 

つまり、自我を極限まで突き詰め、全てを解明したあかつきには、

[∞/∞]

となり、

1となる。

 

完全に自己と一致するわけである。

つづく