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価値の挟み撃ち。そしてアローの不可能性定理について。

こちらと内容が少し被る。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

 

流行は繰り返すという。

実際、僕は30年生きて感覚的にそれは正しいとみてる。

 

 

『アマルティアセンの思想』みすず書房2021年によれば、

アローの不可能性は、端的に言えば、個人が望ましいと考える選択を、集団の意思決定として反映するには、民主主義の原則である5つの公理のうち最低でも1つは捨てなければならないという。

それを受けセンは「効用」に対する定義付けを批判する。

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YよりXに価値があり、ZよりYに価値があれば、

 

XはZより価値があると見なせる。

アローの不可能性定理は完全なのか否か。

 

 

現実はそうなっていない。

流行が繰り返すということは、ジャンケンのような構造になっているからではないだらうか。

つまりは、今の三段論法は全くの無意味で、価値の定量化は難しいということになる。

 

 

価値は相対的なものとみなすべきだ。

つづく