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不安という車輪に期待を乗せる

本太郎によると、死に近い生は輝くという。

僕は解釈を少し変えてみた。

 

 

不安のない人はいない。

だからといって、不安を常に感じる人は少ない。

最近はなにかと不安な時代だ。

しかし、だからこそ輝けるギリギリのラインにまで踏み込んでいるように見える。

精神疾患に限った話ではない。

 

 

水が怖くてプールに入ろうとしてもギリギリ躊躇する子供。

事業計画書を練り込んでもギリギリまで資金を借りることに躊躇する大人。

 

 

 

でも僕には人間らしい、生の在り方があるように見える。

不安という車輪に期待が乗った時、時にそれは人を遠い場所へ運んでくれるかもしれない。

つづく