読んだ本:
つづきを読み進めた。
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メモ
なし
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日記
ジェスチャーについて語られた。
お店のなかできょろきょろしていれば、その人は席か人を探している可能性が高い。
ミードによれば、並行説に固執したヴント(心理学の祖)は行き詰まっていたという。
生理学的現象と心理的現象は連関しているという見方であった。
端的に、実験心理学のアプローチから人間を記述しようとすれば、それは社会的な物事を無視することになる。
ミクロ⇒マクロへ説明するプロセスである。
ただミードにいわせれば、ジェスチャーとは「行動のプロセス」であって、感情がそのままジェスチャーに表れているのかというと、そう単純ではないことを指摘した。
例えばあえてテーブルを叩けば「怒っている」というサインをまわりに与えることになる。
「意思表示」としてのジェスチャーにおいては、「敢えて」そのようなジェスチャーを「演技」として行うことを想定すれば、当然のように、ジェスチャーから感情を説明することは不可能であることがわかる。
・・・
本書でガブリエル・タルドについて言及がなされた。
模倣の研究はミードの時代においてもかなり進んでいたみたいであったが、重要度はなく、説得力に欠けるものであったという。
しかしながら、思想家ジル・ドゥルーズによって再評価されたとされる。
それはなぜなのか。
気になるところであった。