はてなブログ大学文学部読書研究科

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読書日記560

読んだ本:

ポール・ブルーム『反共感論ー社会はいかに判断を誤るか』白揚社 (2018)

つづきを読み進めた。

 

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メモ

 

認知言語学者ジョージ・レイコフ

"あらゆる進歩的な政策の背後には、たった一つの道徳的価値のある共感が存在する" P141

 

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日記

 

200ページ弱読み進めた。もう少しで最後までたどり着く。

共感と政治信念の相関性について、共感と「思いやり」の違いについて書かれていた。

結論としては、共感と政治信念には相関はあるものの、相関係数はそれほど高くはないという程度のものであった。

 

 

また、思いやりは他者の苦しみを共有しない点で、共感よりもバイアスがかからずに本当の意味で人のためになり得ることが語られた。

 

 

共感とは相手の感情を共有する、ということで間違いはないと思うのであるが、もし共有した感情が「極度の苦痛」であった場合、それは気分を著しく害するものである。そしてそのあとにその感情を共有するのを避けようとする場合がある。

 

 

共感しないことは善になり得る。

物事を冷静に受け止め、冷静に対応できる。

極限状態を想定すると、共感の強い人間は押し潰されてしまいかねないという負の点が指摘された。

これには自分でも納得できるものがある。

 

 

特に医師や警官といった、生々しい現場で働く場合に非共感力が求められる。

 

 

いろいろと考えさせられる内容であった。