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予算集合とケイパビリティ 『不平等の再検討』を読む 其の四

ちらのつづきを読み進める。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

成果と所得には相関がある。

しかし比例関係にはない。

それは個人の性格、性質、体質など、無数の変数が存在しているからである。

 

 

センは成果と所得の接着剤的概念として、予算集合とケイパビリティ(潜在能力)を導入する。

予算集合とは、所得(=資産)で所有できる財の組み合わせの総体を指す。

単純な例:資産100万円

A・・車80万円 ピアノ10万円 テレビ10万円

B・・高級時計90万円 旅行費用10万円

C、D、E........と無限につづく

 

 

ケイパビリティとは、体質、性格などの総体である。(集合ではなく総体)

ケイパビリティの「集合」は本書では「潜在能力集合」とされている。

 

 

センによれば、予算集合は資源と基本財から自由を評価する際の限界を突破できる指標と考える。

潜在能力という概念からのアプローチは、所得と成果から結び付く自由の評価に対する限界を突破するものとする。

 

 

錯綜してきいるので次回スッキリまとめたい。

つづく