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読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

2022-01-23から1日間の記事一覧

読書日記57

ジュディス・バトラー『欲望の正体』堀之内出版(2019年)を読む。 眠りの前の一時。この時間には厳しすぎるほどに難関な本であった。 欲望の正体は主体の複数性にある、ということが訳者解説に書いてあったのだが、さっぱりわからない。 ヘーゲル、スピノザ、…

読書日記56

前田英樹『独学の精神』ちくま新書(2009年)を読む。 二宮金次郎と教育について語られる。 堅い本ではなかった。むしろ反骨精神に溢れるエネルギッシュな本である。 著者は学生時代から教育の陳腐さに辟易していた。 皆同じ本を手に取り、皆同じ指標で評価さ…

アマルティア・セン『不平等の再検討』(岩波現代文庫2018年)を読む

アマルティア・センの理論の骨格くらいは掴んでおきたいと思い購入。 こちらは読書日記とは別のカテゴリーに入れる。 読み込むには長い時間を要すると思われる。 スタンスとしては、最低限の要約はしつつも、そのとき思ったことを端的に記述していく形式を採…

読書日記55

こちらのつづきを読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com その後はキケロ、アウグスティヌス、トマス・アクィナスとつづいていく。 キケロは奴隷でも正義は守られるべきであると主張する。 正義という力はどこまでも強力である。それは、山賊内においても…

読書日記54

こちらのつづきを読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com ここでプラトン (+ソクラテス) とアリストテレスの「正義」の違いがハッキリした。 プラトンは善と正義、悪と不正が「分離不可能」であるとみなしたのに対し、アリストテレスはそもそも同一のもの…

読書日記53

キャス・サンスティーン『行動科学と公共政策』勁草書房(2021年)を読む。 こちらの本はわりとミクロ的で、ひとつひとつの事例を丁寧に扱っている。 ナッジに関する本が少ないので購入。(貯まっていたポイントでお得に買うことができた。) この本は読みやすい…

読書日記52

中山元『正義論の名著』ちくま新書(2011年)を読む。 正義に関する議論は今日、世界中で白熱しているようにみえる。 マイケル・サンデル氏は正義に関する本を頻繁に出している。 今年になって、ロールズ『政治的リベラリズム』という本も出た。 正義に関して…

大竹文雄『競争社会の歩き方』中公新書(2017年)読了

こちらを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com 本書の骨格は前述の通りである。 後半部分の結論を軽くまとめて感想を書く。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半部分は格差と経済成長に焦点が当てられた…