ナボコフって誰やねん
いやいや、誰もが知っている言葉、ロリコンという言葉を作った人です。
そんな僕もロリコンです草
彼の代表作は『ロリータ』です。
新潮文庫のコーナーに置いてあります。僕の最寄駅の本屋にも売っています。
テーマは「見える」もの、「見えない」ものです。
まさに僕が今月いろいろと考察したテーマであります。
小説は文字であって、体験として語ることはできるけれども、体験自体を読者に提供することはできません。
ナボコフさんは、その不可能性を逆手にとって、「じゃあ、見えないなりに面白くしてやんよ~」と考え、あらゆる場所に言葉のトリックを仕掛けた方です。
物語としては、『ロリータ』と同じように、既婚のおっさんが少女に恋をするという筋で、そこから悲劇が始まる・・・といった内容です。
翻訳者の助言として、「単純に、サスペンスとして楽しもう」ということらしいのですが、確かに、外国文学独特の(?)心理戦は面白かったです。
僕は日本の小説も併せて読んでおりますが、外国の小説は、独特といいますか、読み応えがあります。そのかわり読み終わるまで時間がかかります。
外国文学は時間がある方、新しい発想を得たい方などにおすすめです。
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