はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

外国の論文をむやみに信用しない

レイシズム』を読むと人種についての複雑さがわかる。

 

世の中、一次情報だといって、情報を先取りしている気になっている人がいる。

洋書、英字新聞。BBC、CNN。

そもそも、まず権威への服従というバイアスがある。

 論文は絶対に正しいのか。そうではないだろう。

「国がそう言っているから・・・」

「先生がそう言っているから・・・」

確かに合っている可能性は高い。ただ、100%はない。

 

たとえば、トランス脂肪酸はどのくらいリスクがあるのか。

アメリカ人にはリスクが高く、日本人には低いみたいだ。

 

いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように。

5W1Hはみんな常識で知っている。でも本当に活用できているのだろうか。

 

アメリカ人だけを対象にした実験結果は果たして日本人に適応できるのか。

どれだけ国があって、どれだけの多様な人がいるのだろう。

世の中、複雑になりすぎている。

そのため、読書においても、「○○の実験結果について」は注意が必要だ。

複雑化しすぎているのに、なぜ断定できるのだろうか。

今後、COVID-19のワクチンの動向に注目したい。

 

断定できる根拠が本当にそれに値するのか。素人には難しいのだけれども、最低限の批判思考は持っていたいところだ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

レイシズム (講談社学術文庫) [ ルース・ベネディクト ]
価格:1012円(税込、送料無料) (2020/9/11時点)

楽天で購入