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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

「わかる」という現象の複雑さについて

夜は明ける。

当たり前だが、それは「人類は夜が明けなかった経験をしていないから」といえる。

もしかしたら明日夜は明けないかもしれない。でもそんなことはない。

 

「経験しないとわからないよ」

人は言う。読書ばかりしていて、行動しなければ意味がない。

 

しかし・・

経験してもわからないことがある。

経験といってもいろんな経験がある。

見るという経験。実際やるという経験。学ぶという経験。

 

夢を見る。夢を見た。

じゃあ夢ってなんですか。

「現実であるかのような体験です。」

夢を見た経験はあるが、夢の仕組みはわからない。明日何の夢を見るのか、見ないのかもわからない。

 

見るだけではわからない。それに触れてないから?

触れることは不可能だ。もしかしたら、夢が何なのかよくわからない理由はそういうことなのか。触れられないから。なるほど。

 

三ツ矢サイダーには炭酸がある。わかっている。

見たことがあるから。見るだけでも分かっているじゃないか!

 

じゃあなんで見たことのある「夢」はよくわからないのだろう。

考えること10分。わからない。