人生は草!

読書と哲学。大学院入試日記

池田晶子さんと同じようなことを言っている本を見つけました。

『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』を読みました。

別に危なくはないと思います。w

「法律なんてくそくらえ~www」

といった本でもないです。草は生えません。

 

本書のテーマは「常識を疑う」です。

また、「法律」とは何か。「平等」とは何か。「道徳」とは何か。

法律と道徳との関わりについて考察された、僕にとっては非常に面白い本でした。

 

メモ

厚生の平等:幸福感や満足感の観点から成立する平等

資源の平等:物事の価値の観点から成立する平等

わかりやすくいうと、すき家の牛丼が大好きなAさんと美食家Bさんがいたとします。

 

厚生の平等:Aには500円相当の牛丼、Bには10万円相当のキャビアを与える

資源の平等:Aに10万円相当の牛丼、Bに10万円相当のキャビアを与える

という話です。

 

お腹が空いていて、その時は牛丼好きには10万円のキャビアより500円の牛丼食べたほうが幸せだよねって時はやはり牛丼を与えるべき。でも価値を考えれば両方とも10万円分は与えるべきという2つの考え方があるということにインパクトがありました。

 

もちろん、ほんの一握りの例です。他にも有名なトロッコの話などが本書に出てきます。

スイッチを変えれば5人助かり1人が死ぬ。何もしなければ5人が死亡、1人が助かる、さあどうするという有名な話です。

功利主義の登場です。功利主義の原理に従えば、スイッチを変えます。そうすれば5倍の人が助かるので数字上は理にかなっているという考え方です。

 

しかし功利主義には欠点があります。何だと思いますか。

せっかくなので10秒考えてみて頂けませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10

 

「めちゃくちゃ選択に困る」という欠点があります。

もはや人間には判断不能ではないでしょうか。

例えば、スイッチではなくて別の場合です。

ペットを20階のマンション屋上から落とせば5人助かり、1人死ぬ。何もしなければ5人死亡、1人助かる。でも、ペットを突き落とすなんてできますか。

結局判断つかないのではと思います。

究極の問題ですが、僕は運命に身をゆだねるべきだと思います。何もしません。でも実際はそんなうまくいかないと思います。

 

ということで、こういう話が規則、法律と繋がっていき法はどうあるべきかという事が本書のテーマです。

興味のある方、是非。