今日の読書でメモしたことを書きたい。
『社会契約論』
"人間が真の意味でみずからの主人となるのは、この道徳的な自由によってだけなのである。"
「欲望だけに動かされるのは奴隷」(引用文を忘れたため「」とした。)
"法律は常に富めるものに有利に働き、貧しいものに不利に働くものである。"
道徳とは社会とセットで語られるもの。
普遍性はない。よって、倫理学も人間のエゴの衝突であり、矛盾的であって不完全である。
『フェミニズムの政治学』
なぜ今の時代になってやっと女性が社会的な地位を掴んだのか。
本書によれば、年々暴力装置が発達し、法整備が進んだことによるらしい。
現代において、人は国家の前で無力に等しい。これが、「無力」としての平等。
人権を理解するには革命前後の歴史的な知識が必要だと感じる。
『国家の哲学』
コスモポリタニズムとは、
個人の忠誠心を国家ではなく人類の共同体に帰属させようとする立場
『エミール 上』
"節制と労働、この二つこそ人間にとってのほんとうの医者だ。"
"労働は食欲を増し、節制はそれが過度になるのをふせぐ。"
調整としての節制という発想は素晴らしいと感じた。
うまく表現できないが、とりあえずサイドブレーキかなと思う。
いや、理性がサイドブレーキなのだろうか。
おそらく違う。
サイドブレーキは1度引いたら持続する。しかし理性は持続しない。それは忍耐の仕事。