全てはこの問いから始まった。
「ホリエモンはやりたいことをやってるだけと言っている。でもオレから見たら全てビジネスに繋がっているように見えるし、お金について知り尽くしている。じゃあやっぱりポジショントークってやつで、本当はお金を稼ぎたいんじゃねえの?」
これに対する結論はこうなった。
「お金を稼ぎたい人とお金を稼ぐ人は違う。お金を知り尽くすことはお金のために行動している、とは言えない。なぜなら、お金について勉強することは、単に好奇心から来ている可能性があり、それは他の科目と同じで、ただ勉強しているということだ。だからホリエモンはその過程を楽しいと思っているに違いない。お金を稼ぎたい人は、そうじゃない。哲学の観点からいうと、ただ単に快楽を欲している人ということ。目的は快楽を得るということ。お金を稼ぐ人はそうじゃない。お金は目的ではなく、手段だ。ゆえに、ホリエモンはお金のために行動をしているとは言えない」
ただ、ホリエモンの本がいっぱいあるけど、あれはうさんくさいなと思う。
この前、ホリエモンのおすすめの漫画75冊という本を見た。
1分単位で動くホリエモンが全部漫画読めると思うか?うーん、オレは怪しいと見ている。
オレの見立てはこうだ。
まず編集者がホリエモンの気に入りそうな本をさっと選ぶ。そしてホリエモンはそれを超スピードで読む。ホリエモンは感想を喋る。それをライターが文章化する。
これなら忙しい人でもできるはずだ。
だから、拡大解釈されている部分もあるかと思う。
オレは最近いろんな本を疑い始めた。
例えば、佐藤優氏の『メンタルの教科書』だ。
この本では、どうしても仕事がきつい人に「そういう時は逃げたほうがいい」と言っている。これはどう見ても矛盾だろう。だって本人はメンタル強いと自称しているし、仕事がきつくて辞めた経験も無い。無責任だと思いませんか。
ライターの仕事についてあんまりわかんないけど、ひろゆき氏の本なんか読むと、ほぼ全てライターが書いているなんて話もあるからね。
だからビジネス本は要注意だなと思う。
なんだかビジネス本に躍起になっている20代や大学生をたまに見るんだが。
いつか目が覚めるはずだ。
検討を祈るよ。