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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

読書日記1218

読んだ本

ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水Uブックス (2022)

ジェームズ・フランクリン『「蓋然性」の探求 新装版』みすず書房 (2023)

マックス・ヘイスティングス『ヴェトナム (上) :壮大な悲劇1945-1975 』白水社 (2023)

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日記

 

文庫本を買って家に帰ると気づいたら汚れているという謎の現象が多発している。

ここで少し読む気が失せてしまった。

また、本屋に稀に現れる酔っぱらいのおじさんが自分の見たいコーナーの居座っており、それもまた読む気を失せさせた。おじさんは認知症かなにかあるのかもしれないが、本棚を蹴飛ばしていたので一人にさせるべきではない。

 

 

今日の読書はいつもの40%ほどのペースだった。

義務感から読んでいる気がして、明らかに楽しめていなかった。

今日はいろいろあった一日だった。

これを教訓に、明日以降はやはりなるべく読書を楽しむのこと、これを重点に置きたい。そうでなければ何のために本を読んでいるのか分からない。

 

 

・・・

『ヴェトナム (上) 』

結局、勝った国は何でもありなのではないか、と帰りの道で思った。

日本がGHQの指導のもと、復興に向かっている最中、フランスは植民地支配の野望に燃えていたことを本書を読んで知った。

フランスはドイツに侵略されたものの、一応のところ連合国側なのでその恩恵にあずかったということなのだろうか。

1950年代の世界の荒廃ぶりに自分は嫌気がさした。

また、今日は共産主義の悪の側面が目立った。

毛沢東は共産社会を確立するためには反対勢力の弾圧(=殺害)することを選んだ。

結果的に何百万人もの人民が亡くなったとされる。非常にショッキングである。

 

"一九五一以降、ヴェトミンはイデオロギーの重要性を強調するようになる。(・・・)中国側は、軍事的指導を行っただけでなく、共産社会をいかにして確立すべきかについての政治的助言ーー鍵となる規範は、反対勢力の弾圧だったーーを行った。毛沢東が統治した最初の二年間に、彼は自国の人民を二○○万人殺したと推計されている。" P72 (『ヴェトナム (上) 』)

 

・・・

『マーティン・イーデン 』

本書を読むのは二周目になる。

結末は覚えているが、そもそもなぜマーティン・イーデンは作家になったのかが忘れていた。

そのあたりが気になったので(いま読みたい文学作品がとくにないので)電車で地道に読んでいる。

イーデンは本に対する関心が高い。

詩を読んで美しいと感じる感受性を持っている。

自分はいまだに詩を読んで美しいと感じたことはない。

美しい言葉というものも知らない。むしろ美しい言葉は汚い言葉だとすら思ってしまう。

少し自己嫌悪を覚えつつも、何がマーティン・イーデンを作家の道へと突き動かしたのか、その物語をもう一度読みたいのである。

 

・・・

集合論の勉強をほんの少しだけ行った。

塵も積もれば山となる精神しかない。

自分は世界の塵だが、世界のゴミにはなりたくない。

というのは置いておいて、今日は拝中律と記号を勉強。

 

マセマには以下のように書いてあった。

p∧¬p (私はテストで80点異常か、または80点未満である)

 

このp∧¬pは拝中律を表すと書かれていた。

次回以降、ようやく集合論の入り口に入るということで、いよいよ来たなという気分である。

 

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