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読書日記486

ラトン『法律  (下) 』のつづきを読む。

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

279項まで読み終えた。

 

前回で第九巻の内容をまとめ終えた。

今日は第十巻の内容を追っていく。

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暴力については前回までに述べ終えたので、次にプラトンは悪事について語る。

まず3つの悪事を挙げた。

・若者の神聖なものに対する暴慢なふるまい

・他人の所有物にたいする暴慢なふるまい

・両親に対する暴慢なふるまい

・役人に対する暴慢なふるまい

・他人の所有権に対する侵害

 

 

これらが起こるのは無知であるとしたが、その根底には「無神論」があるとプラトンはみていた。

彼らを法律の力で善き人間とさせるにはどのようにしたら良いのか語る。

 

 

 まず無神論者の考えや神の存在についてプラトンは語りだした。

 

プラトンは、無神論者の自然観を次のように指摘した。

彼らは自然(=物質)が生まれた後に精神が生じたと考えている、と。

プラトンは逆で、魂(≒精神)が先に存在し、その後に物質が生まれたと考えていた。

従って、魂が物質より先に生じたことを証明しなければならないとした。

 

 

プラトンは神の証明を物体の運動から説明した。

あらゆる運動のなかで、自らが自らの力のみによって動くものが最も強力であるとした。

どんな物質であれ、自ら運動を行う存在には魂が宿っていると主張する。

 

 

プラトンは、その場合は「生命」と呼べるとした。

そして、自分を動かすものが生命であり魂の定義であるとみなした。

定義に関して、プラトンは数字を使った例えを用いて次のように説明した。

 

 

偶数はふたつに割ることができる。

例えば「1+1=2」では、2は同時に1が二つのものであるように、自分を動かすものが魂であるという具合に。

 

 

長くなるので割愛するが、プラトンは運動の種類を10挙げた。

そしてプラトンは、すべての物体の運動や変化において魂が原因であることは明らかであるとし、魂が万物の起源であると主張し、これで証明は終わったと宣言した。

 

 

区切りが良いので一旦ここで終わりとしたい。

 

 

つづく