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読書日記214

ニエル・サスキンド『AI時代の新「大きな政府論」』みすず書房 (2022年) を読む。

本書はテクノロジーと失業の関係について歴史的に考察された本である。

序文から50項弱まで読み進める。

 

 

機械と失業の関係を歴史的に見ると、いつの時代も必ず失業者を増やしてはいたものの、大幅に増やすようなことはなかった。

また、本書によれば人々は新たな機械が登場する度に不安になり嫌悪していた。そして、職が奪われると踏んだ人が機械を破壊することもあった。

「靴編み機等の破壊法」

という法律が生まれたほどであったと書かれている。

 

 

そうなれば当然、AIもまた未知で異質なテクノロジー故に人が不安を抱いても歴史的にはおかしくないことになる。

「いつの時代も結局はそれほど機械は人の職を奪わなかった」と、何度も何度も同じことが起きているが、著者が言うには今度ばかりはそうなるとは分からないと述べている。

 

 

というのも、機械が登場することによって職が奪われるどころか、むしろ効率が良くなり別の仕事が出来るようになって生産性が上がり、利益になるような職がある一方、完全に失業してしまうケースも存在し、これらを予測することが難しいとされる。

 

 

本書は格差問題を扱うのではなく、AIと政治の在り方を問う内容となっている。

様々な本から様々な角度で、今後の暮らしかたについて思いを巡らせていきたい。

 

 

つづく