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読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

2022-03-27から1日間の記事一覧

読書日記217

オリヴィエ・ブランシャール『格差と闘え 政府の役割を再検討する』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 三章まで読んでみたが、本書は政治、経済、倫理、政治哲学を包括的に扱い、政治経済に関心のある方のみならず、哲学に関心のある方にもおす…

不可避的に承認を社会に要請する努力の性質について

努力という言葉について以前考察し、結論を出した訳ですが、ここ最近思うことを書いてアップデートをしたいと思います。 nainaiteiyan.hatenablog.com というのも、昨日の適性検査に「つねに目標を達成してきた」という質問項目があり、「そう思う」とも思え…

読書日記216

ダニエル・サスキンド『Ai時代の新「大きな政府論」』の100ページまで読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 新しい発見がいくつもあった。 例えば、AIと人間の知能はもはや別物であるという見方である。 それはつまり、猿の言語は猿にしか理解できず、…

読書日記215

雨宮処凛『この国の不寛容の果てに』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 本書で、古市憲寿氏と落合陽一氏が対談で、「日本にはもう財源がないので終末期医療はやめなければならない」という意見が交わされていたことが紹介され、僕はゾッとした。…

松本俊彦『誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論』読了

こちらを読み終える。 nainaiteiyan.hatenablog.com この本を読んで分かったことは、人を信じることができなくなると危険であるということであった。 いじめを受け、かつ大人が信じられない状況になると、誰も信じることができなくなり、物質に依存する。 こ…

読書日記214

ダニエル・サスキンド『AI時代の新「大きな政府論」』みすず書房 (2022年) を読む。 本書はテクノロジーと失業の関係について歴史的に考察された本である。 序文から50項弱まで読み進める。 機械と失業の関係を歴史的に見ると、いつの時代も必ず失業者を増や…

読書日記213

雨宮処凛『この国の不寛容の果てに : 相模原事件と私たちの時代』大月書店 (2019年) を読む。 「貧困者に対して政府は面倒をみるべきである」という質問項目に対して「そう思わない」と答えた人は、日本は38%、アメリカ28%、その他先進国1桁であったそうで…

読書日記212

オリヴィエ・ブランシャール『格差と闘え 政府の役割を再検討する』慶應義塾大学出版会 (2022年) を読む。 プラトン『国家』を読み終えたあとは再び政治や経済に関心が湧いてきた。 nainaiteiyan.hatenablog.com 今回は格差に関する経済の読み物であるが、物…

読書日記211

松本俊彦『誰がために医師はいる』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 覚醒剤使用者への異常なバッシングが逆説的に抑止力を阻害しているのだと著者は指摘する。 むしろアルコールのほうが社会にとって大きな害となっている見方である。 これに関…