読んだ本
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メモ
なし
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日記
面白い本を見つけた。
認知科学と言語、数学といったあらゆるジャンルを横断的に語る思考小説であった。
主人公は、文字は発光するものなのだと語る。
そして固有名詞は強く光るのだと言う。
「山田佐藤高橋鈴木石田上尾代々木新宿池袋」
上尾さんにとって「上尾」という文字は際立って光る。
・・・
ソーカル事件についても触れられていた。
物理学者は出鱈目であったことに違いはないかもしれないが、論文が通るくらいであるので、ある程度は真面目に書いたのだと小説のなかで語られる。
今、おそらく地球のどこかには、魅力的な小説を機械にまかせて大量生産して儲けようと企てている人がいる。
文章生成機械。
チェスで機械が勝つ時代になったので、そのうち本当に出てきそうである。
「これは間違いなくペンで書かれています。」
そう断言できる根拠を用意することができるのだろうか。
AIで音楽を作れる時代となっている。
AI小説コーナー爆誕。
いや、勘弁して欲しい。
機械が感情を語るとはこれいったい。