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希少性・マネー・心理

こちらの続き。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

僕は自分の示した道筋を追いたい。

勿論、途中で欠損や撤回が必要になればその都度訂正したい。

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僕は、「お金」という概念に「希少性」という概念が入り込んでいるように思える。

具体例を示していく。

 

 

手元に100万円が入った。やったー!嬉しいです!!

そして、普通はお金を使いたくなる。

お金には色があると表現する人がいる。

 

 

そして、「たがが外れる」とも表現できる。

それは何を意味するのか。

 

 

欲が解放される。

僕は前の記事で、希少性は「不自然的」と書いた。

それは、「不自然 ≒ 奇妙」とも解釈できる。

さて何が奇妙なのだろうか。

 

 

 

ブランディングでは、「付加価値」を添えて高く売ることを目的とする。

原価1万円程度の時計が数百万に化ける。

 

 

 

例えば、「100万円するバイオリンをあげます」と言われる。

すると嬉しくなる。マジか!と。

 

 

心理レベルで何が起きているのだろう。

本当は、「高級なバイオリン」に価値を感じているのではなく、「100万円」というパッケージに価値を感じているのではないだろうか。

 

 

 

そういう意味では、やはり心理レベルでは「不自然」なことが起きているように見える。

「希少性は意思を崩せるかどうか」

と僕は書いた。

 

 

例に則せば、100万円を得た人間は「お金を差し出す意思」が既に崩れている。たがが外れているのだから。

やはりここでも「希少性」とは「差し出さない意思」を崩すものと考えられる。

 

 

もう少し考えたい。

つづく