こちらの続き。
僕は自分の示した道筋を追いたい。
勿論、途中で欠損や撤回が必要になればその都度訂正したい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕は、「お金」という概念に「希少性」という概念が入り込んでいるように思える。
具体例を示していく。
手元に100万円が入った。やったー!嬉しいです!!
そして、普通はお金を使いたくなる。
お金には色があると表現する人がいる。
そして、「たがが外れる」とも表現できる。
それは何を意味するのか。
欲が解放される。
僕は前の記事で、希少性は「不自然的」と書いた。
それは、「不自然 ≒ 奇妙」とも解釈できる。
さて何が奇妙なのだろうか。
ブランディングでは、「付加価値」を添えて高く売ることを目的とする。
原価1万円程度の時計が数百万に化ける。
例えば、「100万円するバイオリンをあげます」と言われる。
すると嬉しくなる。マジか!と。
心理レベルで何が起きているのだろう。
本当は、「高級なバイオリン」に価値を感じているのではなく、「100万円」というパッケージに価値を感じているのではないだろうか。
そういう意味では、やはり心理レベルでは「不自然」なことが起きているように見える。
「希少性は意思を崩せるかどうか」
と僕は書いた。
例に則せば、100万円を得た人間は「お金を差し出す意思」が既に崩れている。たがが外れているのだから。
やはりここでも「希少性」とは「差し出さない意思」を崩すものと考えられる。
もう少し考えたい。
つづく